【新築・注文・建売住宅】1年住んで分かった、オプションの必要性について(LIXIL/パナソニック)


こんにちは、てぃってぃ(嫁)の夫です。
早いもので、新築に引っ越して一年以上経ちました。私たちは建築途中の建売住宅に契約をしたので、ラッキーなことに、自分たちで色々と家の仕様を決めることが出来ました。注文住宅の場合なども一から全て決めることが出来ると思います。
そして、その仕様の中で、もともと追加費用なしで選択できる「標準仕様」とは別に、いくつかの有料追加オプションがあったのですが、当時はどれが必要とかどれが不要とか、あまり分からず、色々迷いました。
そして、実際に家に住んで1年以上経ち、振り返ってみて、つけてみて良かったオプションや、いらんかったオプション等が見えてきたので、それを記事にしたいと思います。
これから家を購入する!という方向けに、「つけてみて良かったオプション」や「別にいらなかったオプション」について、紹介したいと思います。ぜひ、参考にしてみて下さい。
本記事での紹介内容は基本的にLIXILまたはパナソニックの製品のものになりますが、他メーカーでも大きく変わらないと思いますので、参考にしていただければと思います。
オプションの必要性
1. 外構/外まわり
1-1. 外構

(© 柏の外構専門店 マイ・ガーデン)
外構はハウスメーカーにより、たくさんのオプションがあります。
玄関までのリード(道)ですが、我が家の場合、標準仕様では、「ピンコロ石をまっすぐ敷き詰めるだけ」となっていて、当初それを上記画像の様に「カーブにしたい」という要望を出しました。
すると、カーブに石を敷き詰めるので30万かかるといわれ、断念しました。。ただし、ピンコロ石をカーブにするだけなら3万円ということで、それだけしました。
外構は家の見た目になりますが、オプションの費用が半端ないものが多いため、予算に余裕がかなりある場合を除き、標準仕様のままにされることをおすすめします。まずは機能面である、内装(主にキッチン)を優先して、オプションを付けていった方がいいかと思います。
1-2. 玄関(鍵)

(© 株式会社LIXIL)
まずは家の顔とも言うべき、玄関ドアについてです!玄関ドアの鍵については、こちらのオプションが選べました。
- 従来通りのアナログの鍵
- リモコンキー
- 非接触型ICカードキー/スマホ
それぞれについてですが、ざっくり説明すると、
① 従来通りのアナログ式は、金属の鍵を使って扉を開閉する昔ながらのタイプです。
② リモコンキーは、車の鍵のように、リモコンで操作をした後、玄関の取っ手についているボタンを押せば、鍵が開錠します。
③ 非接触型ICカードキーやスマホは、持っている状態で玄関扉に近づいているときに、玄関の取っ手についているボタンを押せば、鍵が開錠します。
また、アナログ式以外は、センサーを設置するため、電池が必要になります。電池切れしているときは、もちろんアナログの鍵で施錠/開錠が出来ます。
②、③のオプションは3万円~5万円でした。
詳しくはLIXILのページが一番分かりやすいのでご欄ください。
「LIXIL | 玄関まわり | 玄関ドア | 玄関ドアDA・玄関ドアDA防火戸 | 特長 | 一人ひとりが選べるカギ」
我が家は、「①従来通りのアナログの鍵」を選びましたが、結論から言うと、
アナログの鍵で十分!
でした(笑)。リモコンとかカードとかに5万も払う必要はないかなと思いますし、電池交換とかもめんどくさいですよね。数千円とかならまだしも、5万はちょっとな…と思い、オプションは付けませんでしたが、それで正解だったと思います。
2. キッチン
2-1. ガラストップコンロ

(© 株式会社LIXIL)
「ガラストップコンロ」とは、コンロ周りがフラットなガラス張りになっていて、コンロ周りのゴミや油の掃除がしやすいという仕様のコンロです。オプションとしての価格は7万~8万前後であり、結構高めのオプションになります。
ガラストップコンロにした感想としては、
かなり掃除がしやすいので付けて良かった!
と思います!
油汚れなども使った後にすぐ拭けばすぐキレイになるし、飛び散った食材がこびりつくこともないし、めんどくさくて1か月ぐらい放置しても、少し時間を書ければピカピカに掃除することが出来ます!賃貸時代の掃除なんてやる気が起きなかったコンロからかなりグレードアップしたなと思うのがキッチンですね。
家で料理するという方は、つけてみて損はないと思いますよ!
2-2. グリルの両面焼き(マルチグリル)

(© 株式会社LIXIL)
我が家の建売住宅の場合、水回りはパナソニックかLIXILで統一しなければならないことになっていましたが、どちらを選んでも、「ガラストップコンロ」を選択する場合は「グリルの両面焼き」も付けなければならず、勝手についてきました。キッチン自体の仕様ですね。
なので、付けてよかったというよりは「付いてきた」になりますが、両面焼きについては、
ぶっちゃけ無くても良かった
と思います。我が家はあまりグリルを使って魚を焼くことがない(秋頃にサンマを焼くか、タンドリーチキンを作るぐらい)でして、あまり使用頻度が高くなく、なくてもいいかなぁ、と思います。それに1回焼くだけで結構焦げが落ちなかったりして、あんまり使う気にならないというのも正直あります(笑)。
ただし、普段グリルを使ってたくさん料理される!という方はあった方が嬉しいかもしれませんね。
2-3. 換気扇

(© 株式会社LIXIL)
換気扇は、3段階のグレードがありました。
グレードを上げるごとに掃除する部品が減っていき、掃除の頻度も減っていきます。詳細仕様については、文章で説明するのが不可能なので(笑)、こちらをご覧ください。
我が家は、標準仕様のままとして、オプションをつけませんでした。
換気扇に関しては、掃除の頻度、やる気次第でグレードを決めたらいいと思います。我が家の場合は、標準仕様の場合は「2か月に1回ぐらいの掃除でよい」と言われていて、それぐらいなら掃除をしようと決断し、オプションをつけませんでした。
ここは夫婦間で、掃除の頻度とやる気を考えながらグレードを選択したらいいと思います。とことん手抜きしたい家はグレードを上げればよく、逆に掃除をがんばる家は、オプションをつけないでいいと思います。
2-4. シンク(センサー式/ハンドシャワー)
シンクの蛇口は、以下の様なオプションが選べました。
- センサー式自動水栓
- ハンドシャワー
- 浄水機能付き
それぞれについて、簡単に説明すると。
① センサー式は、水を出す際のレバーがついておらず、手をかざしたり、物を近づけたりすると、自動で水を出すという仕組みです。型にもよりますが、大体オプション費用は+8万円以上します。こういうやつです。

(© 株式会社LIXIL)
② ハンドシャワーは蛇口が伸び縮みして、「好きな所が洗えるよ」というやつです。オプション費用は+3万円~4万円以上します。こういうやつです。
③ 浄水機能付きは、 蛇口に浄水フィルターを付ければ、そのまま飲用水として飲めるというものです。フィルターの交換は半年に1回ほどを推奨されています。オプション費用は+1万円~2万円ぐらいです。
我が家は、全部付けませんでしたw そして感想としては、
どれもいらん!つけんでよし!!
です(笑)。まずセンサーは、別にレバー操作したらいいやんww。はい、終わり。
ハンドシャワーは少し迷いましたが、別に水をコップに入れてかければええやんってなりました。結果、つけなくても大して困っていませんので、正解だったと思います。
浄水機能は、我が家は水を飲む文化がほとんどないのでまずいらんだろうと判断し、実際いらないんですが、水をたくさん飲むというご家庭や、煮込み料理やお米の炊飯はキレいな水でしたいというこだわりのあるご家庭は、付けた方がいいかもしれないですね。
ということで、大して水を使わん家庭は、別に全部いらないと思います(笑)。
2-5. 食器洗い乾燥機(食器洗浄機)
食器洗い乾燥機(食器洗浄機)は、食べ終わった後の食器をかるーく洗って、食器洗浄機専用の洗剤を入れて、運転開始すれば、食器を自動で洗ってくれます。
我が家の場合はオプションではなく標準仕様でしたが、オプション扱いの家もあるかと思うので、書いておきます。
我が家の食器洗浄機はこんな感じです。(お皿を1枚入れています)


(画像は我が家の写真ですw)
イメージは洗濯機の食器版と思ってもらえればいいです。ひどすぎる汚れは、事前にシンクで落としてから入れなければいけません。価格は一般的に10万~20万前後が多いようです。
食器洗浄機は、人によって結構分かれると思います。
普段から洗い物をするのが苦ではない、という方や、一人暮らしor二人暮らし、外食中心といった方には、特に必要ないと思います。
一方、普段から洗い物するのが好きではなく、三人以上の家族で食べ終わった後の食器が多い家庭等の場合は、かなり力を発揮してくれると思います。
また、コスト面でも、手洗いするよりも水道代、ガス代などの面で、食器洗浄機の方が安いといわれています。ですので、迷っている方は、購入を検討してみてもいいかと思います。
私はほとんど使っていませんが、すごい疲れていてしんどい時などたまーに使っていますが、なかなか汚れをキレイに落としてくれるため、優れ物だと思います。
2-6. キッチン棚

(こちらも、画像は我が家の写真w 黄色が好きなんです。)
オプションとして用意されているハウスメーカー製のキッチン棚(キッチンカウンター)です。ここでは、ハウスメーカー製のキッチン棚を使うことによる、メリット・デメリットを紹介します。
○ メリット
・キッチンとの親和性が高く、ビルトイン(家と一体化)させることができます。キッチン棚も家の一部として作ってもらうことができ、天井の吊り棚や、キッチンとのサイズ感、統一感で、不一致を起こすことはありません。また、キッチン棚と壁の隙間がないことで、掃除が楽になります。
・高価な分、しっかりと作られており、品質面、耐久性での安心感があります。
・家具量販店ではあまり付いていない、炊飯器の蒸気を排出することの出来る機能があったりします(オプション)。
× デメリット
・とにかく高いです。家具量販店で売られているキッチンカウンターより5倍ぐらい(20万~30万円ぐらいする)高いと思った方がいいです。
・ビルトインになるため、後から変えるといったことが出来ません。キッチンカウンターのみ壊れた場合の再工事などが大変です。
ここでの判断基準ですが、家とのデザインの親和性や、 一つのキッチンを一生大事にしたいという方は、ハウスメーカー製の物をオススメします。
それ以外の方は、家具量販店で購入された方が、リスクが少なく、いいかと思います。
ちなみに我が家は、ハウスメーカー製の物にしました(色々ありまして、30万円です)。
3. トイレ
3-1. タンクレス

タンクレストイレとは、名前の通り後ろにタンクが無く、コンパクトなトイレになっています。付けるメリットとしては、トイレが広くなり、タンクの掃除が不要になるという点です。オプションの場合の費用は+5万円前後になると思います。
ぶっちゃけ、トイレ内でひたすらスマホや漫画を読みたいという方以外は、基本的には不要だと思います。
我が家の場合は、2階のトイレのみ「かなり狭いからタンクレスがオススメです。タンクレスじゃない場合は、便座に座ったときにすぐ真ん前に扉が来ますよ」と言われていましたが、結局高いので、タンクレスにしませんでした。結局、「狭い」と言われていますが、全然使う分には困っておらず、特に狭いとも感じません。
3-2. 便座の蓋の自動開閉
センサーで検知して、便座の蓋が自動で開くらしいです。
絶対、いりません。以上。
3-3. トイレットペーパーホルダー(紙巻器)
標準ではトイレットペーパーが1個つけれますが、オプションで2個以上+棚が付けれるという仕様でした。ちょっと画像が暗くて申し訳ありませんが、こういうやつです。

見て分かると思いますが、別にいらないと思います。
ただし、トイレが落ち着くからトイレの中に籠って漫画を読み漁りたい、スマホをひたすら触りたい、という方は、付けてもいいかもしれません。
(でも、衛生面的に、トイレに籠って漫画読むより、リビングで読んだ方がいいと思いますよ)
3-4. 手洗い

トイレ内に手洗いをつけることが出来ます。我が家の場合、トイレ内に手洗いをつけるかどうかはオプションでした(基本的にオプションだと思います)。費用は、工事費用も込みになるため、+6万円ぐらいでした。いいグレードの手洗いを付ける場合はもっと高いです。
基本的には、トイレ付属の手洗い用で事足りるため不要だと思われます。
ただし、我が家の場合、2階に水を出せる場所がなく、ベランダの掃除や、その他2階で手をパッと洗いたい時などに便利だと思ったため、2階のトイレだけ手洗いをつけました。
同じように、トイレの近くで水を出せる場所がない場合は、付けてみてもいいかもしれません。
4. お風呂
4-1. 保温効果のある蓋

(© 株式会社LIXIL)
お風呂の蓋は、従来のガラガラッて巻くタイプではなく、保温効果のある蓋をするタイプです。家族全員のお風呂に入る時間がバラバラで、全員湯舟に浸かりたいという家庭には、ずっと自動で付けるより光熱費の節約になり、向いていると思います。
値段は見た目以上に高く、2万円~4万円ぐらいするものがほとんどです。
ふたに関しては完全に外付けのため、高いためいったん購入を見送りにして、後から購入するということも可能なので、迷ったら買うのをやめておくのもありです。
4-2. 浴槽の栓のボタン操作
湯舟の中の栓はゴム栓をはめるのが一般的ですが、最新の物だとチェーンがついてなく、ボタン操作で栓の開閉が出来るようになっています。費用は2万円前後です。
いりません。
手で開閉したらいいだけです。それぐらいやろう。
5. その他
5-1. ガス温水式床暖房
我が家の場合、電気式床暖房は標準装備されていて、これを「ガス温水式」に変える場合は、オプションという扱いでした。費用は+32万円と、超高額です!
メーカー側の説明としては、ガスにすることで、電気式を使うより、以下の様なメリットがあるみたいです。
- 年間約8万円お得(3LDKの場合)
- すばやく温まる
- 室温と床表面のバランス温度がよい
- 防音
これに関してですが、私はそもそも床暖房自体、電気代が高いということで使う気が起きませんでした(今も1回も使ったことがありません)。
ですから、床暖房をガンガン使う、といった方は、ガス式床暖房を選択されるのもいいかもしれません。床暖房を使う気が無い場合は、高いし、絶対不要です。
まとめ
基本的に、オプションは「無いと生きていけない」というものはなく、 全て「お金をかけて生活を今より楽にする」のが目的です。
金銭的に不安でしたら、「すべて付けない」というのも選択として十分ありだと思います。
逆に、多少の余裕がある場合は、家族でよく話し合って優先順位をつけて、ここまでは欲しい、ここからは要らない、というのをハッキリさせるといいと思います。予算から考えるのもありですね。迷うところは知り合いに聞くのが一番だと思います。
ご購読、ありがとうございました。
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