ホストOS(Windows10)からゲストOS(Windows2000)への共有フォルダアクセス設定
Windows10からWindows2000の共有フォルダにアクセスすることができずハマったので、そのメモ。
Windows2000は仮想OS(VMWare)で立ち上げていて、ホストOS(Windows10)からゲストOS(Windows2000)の共有フォルダを参照しました。
※ VMWareに限らず他の仮想環境(VirtualBox)でも、仮想環境でなくても、ほぼ同じ手順になると思います。
手順① 双方間でpingが通ることを確認する
1. ホストOS側、ゲストOS側のそれぞれで、コマンドプロンプトを開き、「ipconfig」と入力し、ホスト→ゲスト、ゲスト→ホストにpingが通ることを確認して下さい。
通らない場合は、2に進みます。
2. 仮想マシン設定のネットワークアダプタの設定を見直します。「Player」→「管理」→「仮想マシン設定」を開きます。
3. 仮想マシン設定が開くので、ネットワークアダプタの設定を変更します。ブリッジ(ホストOSのNICカードを利用)する場合は、ホストのNICを選択します。ホスト⇔ゲスト間の通信さえ出来ればいい場合は、「ホストオンリーアダプター」に設定しましょう。
4. 再度pingコマンドを実行し、双方向にpingが通ることを確認して下さい。
手順② ホストOS(Windows10)側:LAN Manager認証レベルの編集
1. スタートメニュー隣の検索バーに「secpol.msc」と入れ、表示される「secpol.msc」をクリックします。
2. ローカルセキュリティポリシーが開くので、「ローカルポリシー」→「セキュリティオプション」→「ネットワークセキュリティ LAN Manager 認証レベル」をダブルクリックします。
3. ネットワーク セキュリティ:LAN Manager 認証レベルのプロパティが開くので、「NTLM 応答のみ送信する」を選択し、「OK」をクリックします。
手順③ ホストOS(Windows10)側:Windows機能の有効化
1. スタートメニュー隣の検索バーに「Windowsの機能の有効化または無効化」と入れ、表示される「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリックします。
2. Windowsの機能が表示されるので、「SMB 1.0/CIFSファイル共有のサポート」→「SMB 1.0/CIFS クライアント」にチェックを入れて、「OK」をクリックします。
3. PC再起動を進められるので、再起動します。
4. 既にゲストOS側でフォルダ共有を設定している場合は、アクセス可能になります。エクスプローラーにてゲストOSのIPアドレスを入力しましょう。「ネットワーク資格情報の入力」が表示されれば成功です。
共有フォルダを設定していない場合は、手順④に進みます。
※ ちなみに、資格情報が分からなくて入れない方は、付録をご参照ください。
手順④ ゲストOS(Windows2000)側:共有フォルダの設定
1. ゲストOS(Windows2000)の共有したいフォルダを右クリックし、「共有」をクリックします。
2. プロパティが開くので、「このフォルダを共有する」にチェックを入れ、「アクセス許可」をクリックします。
3. 「追加」をクリックします。
4. 特に拘りが無ければ「Everyone」を選択して「OK」をクリックしましょう。元の画面(手順3)に戻ったら、「OK」をクリックすれば、共有完了です。
【付録】Windows2000の資格情報が分からない場合
ユーザーアカウントは調べることができますが、パスワードの表示が出来ないため、新たに共有フォルダアクセス用のアカウントを作成するのが一番簡単です。
1. 「スタート」→「設定」→「コントロールパネル」をクリックします。
2. コントロールパネルが開くので、「ユーザーとパスワード」をダブルクリックします。
3. ユーザーとパスワードが開くので、「このコンピュータを使うには、…」にチェックを入れ、「追加」をクリックします。
4. 後は画面の指示に従って、ユーザーを追加していけばOKです。追加したユーザーで、共有フォルダにアクセスできるようになっていると思います。
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