給料はいいけど会社を辞めたい30代が、一度立ち止まって人生を整理してみました

こんにちは、はじめまして、てぃってぃ(嫁)の夫です。
私の10年の会社生活を振り返りますと、若いうちから期待され、難しい仕事を与えられ、それを乗り越えてきて、さらに難しい仕事を与えられ、・・・を繰り返してきました。その実績の積み重ねのため、会社に能力を評価されてきて、とても勢いよく出世を重ねてきて今日にいたりました。
しかし、その反面、先述の通り、難しい仕事からくるプレッシャー、ストレスや、経営層に多いパワハラなどが重なり、このままでは身が持たないと感じ、先月、「会社を辞めます」と正式に申し出をしました。
そこから色々ありまして、色々考え直したり振り返ったりしてみて、今「保留中」という、何ともあいまいな状態に至りました。
きっと同じような心境で検索を行い、このブログにたどり着く人もいるのではないかと思い、一連の経緯や心境などを赤裸々に綴ってみようと思いました。もし本記事が巡り巡って、迷っている貴方への参考になれば幸いです。
筆者のスペック
参考になればと思い、客観的に自分の能力について評価してみます。嘘を書いても仕方ないので、誇張・謙遜等は無しで、あくまで客観的に。
- 30代前半、年収800万、IT企業技術主任
- 学生時代から無駄に頭は良かった
- 10年の中で社内/客先、3回も個人表彰されました
自身の強み
- 1言われれば10の成果が出せる、少し聞けば全体像が勝手に理解できる
- 技術力では絶対誰にも負けない自信がある
- ふられた仕事は絶対最後まで投げ出さずやりぬく
- プロジェクトリーダーとしてプロジェクトの雰囲気を明るく楽しくできる
- プロジェクトメンバーの気持ち、体調にいち早く気づいて気が使える
自身の弱み
- メンバーに作業の丸投げが出来ず最後は自分の力で解決する(してしまう)
- 人への気を遣いすぎる
- 上手に世渡りするための嘘がつけない
- パワハラ発言が受け流せない、許せない
つらつらと書きましたが、特に弱みの点、ここはある程度冷たく出来ないと、うちの会社では管理職になれないなぁとつくづく感じています。時には強引に作業を振ることもしないと、とてもじゃないけど仕事が回らず、土日もサービスで家で仕事しないといけなくなる。。皆さんの会社では如何でしょうか?
会社を辞めようと思った経緯
一言でいえば「従業員を駒としか思っていない事業部長にもうこのままでは着いていけない」と思ったからです。自分の人生が一生このままなんてありえないと。。。
もう少し詳しく、不満について書きなぐってみます。
- 社内/客先ともに進め方が固まっているプロジェクトを、権力を使い突然の思い付きでぐちゃぐちゃにされる
- そのくせぐちゃぐちゃにしたプロジェクトに責任を取らない、失敗が起きるとすべて部下のせいにする
- 部下が提案・意見しようにも大声・怒声罵声でねじふせてくる、もう誰も事業部長に意見できない
- 部下の休みを何とも思っていない。「お前らに休みあると思うなよ」等、平然とパワハラ発言をする
- 部下の長所短所を何も把握していない。仕事の割り振りが適材適所でない
- 出来ない振った後、なんの管理も行わず、最後の最後に「なぜできなかったんだ!!!」とブチギレる
- 新入社員の前やみんなの前でも平然と大声でブチギレて雰囲気を悪くする
- 自分の権力ですべてをどうにでも出来ると勘違いしている 客先からの信頼が勝ち取れない
・・・はい、手が止まらないくらいかけますが(笑)、あまり書きすぎるとうちの会社のジジイやんけ!!と特定されてしまう可能性があるので、このぐらいにしておきます。。
とまぁ、見ての通り典型的なパワハラ系昭和部長でして、着いていけないと判断したのが理由です。
会社を辞めると伝えた時の周りの反応
意を決して私の直属の上司である課長と、その上の部長にまとめて報告しました。
反応はまぁ想定していた通り、すっと辞められるわけでもなく、かなり引き止められました。まぁ、客観的に見ても今かなりの現場仕事を指揮管理している自分が辞めることは職場にかなりのダメージを与えるため、当然っちゃ当然なんですけどね。すっと辞めさせてもらえないことは、全然想定通りでした。
それで私は「引継ぎを行うので、それが済んだら辞めたい」と、申し出ました。引き下がらない私と、引き留めようとする管理層。さすがに「こいつは本気だ」と認識されたのか、私が一番信頼していた10年の付き合いになる上司に、「一度腹を割って話をしよう」と飲み会に誘われました。さすがにお世話になってましたから、断るわけにもいかず、食事に行くことにしました。
その後、約束通り上司と食事にて、色々と話し合いました。
その内容はここには詳しくはかけないのですが、上司が提案してくれた改善策が、私のすべての不満の対策になっているような内容でした。その上司は昔から私が考えていることへの理解や他人を見る目が誰よりも優れていて、リーダーシップの面においては私もかなり信頼していました。今回も、私の不満を完璧に抑えきっていて、その上でどうすれば私が引きとまるのかを組織の問題と絡めた上で熱意をもって話を伝えてくれました。
さすがに今すぐ辞めるのは迷惑だと思っていたのと、信頼している上司の誠意を受けて、色々揺らぎました。。でも辞めたいという意思も変わらない。私はとりあえず「一旦保留」とさせていただくことで今すぐ辞めることだけは先延ばしにしました。その話し合いから2か月たった今もその状態で、迷っている事に変わりはありません。
会社を辞めるべきかどうかを考え直してみた
さて、ここからが本題です。今も迷っている私が、会社を辞めるべきか、どうか・・・について、いくつか考えているポイントがあるので、それを書きなぐっていこうと思います。
① 給料はどうなのか、生活できるのか
今勤めている会社のお給料は実際のところどうなのかを考えました。
私の場合、年収比較サイト等いろいろ調べましたが、冒頭に記載した通り、30代前半で年収800万以上頂いているので、平均に比べるとかなりいいです。家庭があり、子供がいるので、下手に給料を下げられないという事もあり、それが辞められない理由の一番大きなところです。
逆に言うとお給料以外は何ひとつ今の会社に魅力を感じてません。。。(笑)
逆に、独身の方や、給料にこだわりがない方、もしくはもっといいお給料の会社に入れる自信がある!っていう方は、迷わず決断できると思います。
② 不満が改善される(できる)見込みはあるのか
不満が改善される可能性についても考えました。これには大きく2つあって、「自分がどこかへ行く」か「パワハラ人物がどこかへ行く」かの2つだと思います。「パワハラ人物が改心する」は残念ながらうちの場合はありえないです。社長がうちの部署の問題に気付いて直接指導するか、客先からクレームが入るか以外、ありえない。。ので、それは除外。
1つ目の「自分がどこかへ行く」ですが、これは役職が上がれば上がるほど難しいですが、役職についていないうちは、他部署への異動を申し出て、異動するという対策もあるかと思います。逆に私のように主任以上になると、異動先からすれば「いきなり高い役職の人が来る」ことになりますから、異動先の人も私に気を遣うでしょうし、私も気を遣うので、お互いやりづらいということになり、異動はできないと考えました。
あとはパワハラの原因となっている人物がどこかへ行く可能性があるかどうか。。私の場合は、対象のパワハラ事業部長は50台半ばですから、定年まで5年+嘱託か何かで会社に居残り、2~3年は影響力を保っていると思います。つまり少なくとも8年ぐらい待たないと改善される見込みはなさそうです。
③ 次にやりたいことが明確にあるのか
仮に仕事を辞めた場合に、「次に何しよう?」っていうのがある程度決まっていないと、勢いだけで辞めるのは少し危ないなと感じました。私の場合はあまりにしんどすぎて「仕事辞めたら半年休みたい」と奥さんにも話していましたが、それをするならまず有給か休職を行い、1~2か月ほど、人生について整理してからでも遅くないな・・・と考えました。
ただ、そんな余裕もないぐらいの方は、本当に半年ぐらい休んでもいいんじゃないかなと思います。いくらお金、生活が大事といっても、やっぱり命あってこそですからね。
④ 本当の本当に心の底から会社が嫌いか
自分が10年勤めてきた会社に対して愛は1ミリも残ってないのか?自分の胸に手をあてて考えてみました。
ここ10年、今の会社で第一線でずっと頑張ってきて、得たものはすごく多いです。お世話になった方々も多いし、忘れられない思い出も何個かありました。
私が本当に嫌いなのは会社ではなく個人だと気づきました。
そうなんです。パワハラ事業部長があまりにもうっとうしく、会社のトップ3に入る人間ですから、会社が敵に見えてましたが、しっかり考えると、私がついていけないのはその事業部長ただ一人だけ。なのです。
この事業部長1人のために自分の人生が乱されていいのか?と思い、思いとどまるに至ったわけです。。
⑤ 自分の人生にとって大切なことは何か
最後に考えたのはこの1点です 。自分の人生にとって大切なことは何で、今の会社にいるとそれが満たされなくなってしまうのかどうかです。
私の人生にとって大切なことは何か、リストアップしてみました。
- 家族との時間があること
- 2週間に1回ぐらいでいいから、友達と好きに遊べること
- 歳をとっても健康を維持できること
うーん、どれも非常に微妙なのですが、出来ない事もない・・・。といった感じでした。逆に言うと、それならまだ即決するのは早い、会社はあくまでお金を稼ぐためだけなんだと割り切ることにしようかと。そう思いました。
もちろん、人生にとって大切なこと、それは人にとって違うことです。例えば「仕事でのやりがい」が最優先に来る人だっていると思います。そういった方は、また違った判断基準で、違った行動を取るべきなのだと思います。
まとめ
ここまで私個人の気持ちをベースに書きましたが、事情と状況は人それぞれ違うと思いますので、参考程度にして頂けたらなぁと思います。
究極のところ、生きる目的って自分が幸せになるためだと思ってます。何をどうすれば自分は幸せなのか。その中に会社が存在するのか、はみでてしまうのか。そこが判断ポイントだと思いますね。
長々とまとまらない文章でしたが、読んでいただきありがとうございました。
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