【大学生向け】塾講師(集団/個別)と家庭教師のバイト、どっちがオススメ?
こんばんは、てぃってぃ(嫁)の夫です。
本記事では、大学生の代表的な人気バイトである「塾講師(集団/個別指導)」と「家庭教師」について、双方のメリット・デメリットをまとめてみました。どちらにするか迷っている方は、参考にしてくださいね!
※ ちなみに私も国公立の理系大学生でしたが、実際に両方のバイトを2~3年していましたので、リアルにお伝えできると思います!質問があったらお答えしますので、コメント欄でもなんでもぜひしてくださいね。
1. 塾講師VS家庭教師の比較表
まず、それぞれの特徴をざっくりと比較してみましょう!
難易度 | 時給[円] | 必要学力 | 学業と両立 | |
塾講師(集団) | 高 | 2,000円~5,000円 | 高 | 大変~普通 |
塾講師(個別) | 中 | 1,000円~2,000円 | 中 | 普通 |
家庭教師 | 中~低 | 1,000円~3,000円 | 高~低 | 簡単 |
教える対象は中学生~高校生を基準としています。難易度が高い塾講師(集団)は時給が高い傾向にあります。また、家庭教師は契約の形態や教える生徒によって、時給や難易度が変動しやすいです。
それでは、それぞれのバイトについて、順番に見ていきましょう。
2. 塾講師(集団)のバイト

2-1. 仕事(業務)内容
仕事内容は以下の通りです。
- (準備)授業内容のおさらい
- 60分~90分の集団授業(10人~)
- 休み時間の生徒のフォロー
- 生徒帰宅後の塾長への報告
2-2. メリット
最高ランクの時給
なんといっても、お給料が高額です!私は教師系バイト未経験のときに初めてしたのが塾講師(集団/中学生)でした(今振り返ればチャレンジャーw)。クラスの人数は15人ぐらいでしたが、いきなり時給2,000円以上でした。飲食店、コンビニ、居酒屋等のバイトが800円~1,000円ぐらいが相場であることを考えると、かなり高額ですよね。
そして、給料テーブルも凄いことになっていて、高校生の授業で、上の方にもなると4,000円以上もあったと思います。
おそらく学生バイトの中では最高ランクの時給だと思います。
やりがいがある
大変な分、かなりやりがいがあります。実際に学校の先生になったかの様な気分も味わえますし、生徒の質問にバシバシ答えられたり、授業を盛り上げられたりすると、かなり楽しいです。
また、少々ゲスいですが、簡単にモテます(笑)。やはり生徒に好かれると多少モチベーションにつながるとは思います。
就職に使える
いざ就職活動をするとき、面接のネタとしても優秀です。一般的にハードと認識されているので、面接官からすると「おっ」となります。
また、仮に就活がうまくいかなくても、そのままバイトから社員上がりするのも簡単です。私も「就活が無理だったらそのまま働いてもらいたいから戻っておいで」と言われていました。今でも、今の会社をやめたらもっかい塾に戻ろうかな?とか思っていますね。
2-3. デメリット
集団の前で授業するプレッシャー
一番はこれに付きます。私もえらそうに喋っていましたが、ぶっちゃけかなり緊張していました。やはり「間違ったらどうしよう」「言うことを聞かない生徒がいたらどうしよう」という緊張感はすごいです。高校までに人前でしゃべることに慣れていた人ならそうでもないかもしれませんが、あまりそういうことに慣れていない人は、すごく緊張すると思います。
また、最初の方は、集団授業の様子を塾長が見ています。これもプレッシャーに繋がります。個別でも同じですが、集団のほうが「授業」を行う必要があるので、より一層緊張します。
高い学力が求められる
生徒が多ければ多いほど、色々な質問が飛んできます。教科書に書いてあることは当たり前に理解しておかないと答えられないと思いますし、一つ一つの優先順位(テストに出る重要項目なのか、余力があれば覚える程度でいいのか)も抑えておかないと、うまく喋れなくなります。(ずーっと抑揚のない、教科書に書いてることをただ喋ってる先生、いましたよね。そのうち生徒が塾長に不満を言うようになると思います。)
ちなみに、参考として私のスペックはこのぐらいでした。「これだけあればいい」ってわけではないので、本当に参考までにして下さいね。
・中学の定期試験は大体450点以上(5科目平均90点以上)
・高校の定期試験は学年10位以内(200人中)
準備が大変
準備が一番大変だったのも集団です。大体1回の授業が60分~90分の塾が多いと思いますが、その時間の中で、どこまで教えて、どこから問題を解く時間にするか、等のストーリーを事前に考えておかなければいけません。
また、当然ですが、教える内容のおさらいもしておく必要があります。
時間を選べない
どのぐらい授業を入れるかにもよりますが、集団授業は生徒の予定に完全に合わせる必要があるため、毎週決まった日の決まった時間にシフトを入れなければなりません。「今週はこの時間帯から入りたい」とかは出来ないことが多いです。
学業とバイトが忙しい人は、少し厳しいかもしれません。余談ですが、私もボート部という超大変な部活(以下の記事参照)をしていて両立が厳しくなったので、集団は1年でやめて、個別に切り替えました。
2-4. 塾講師(集団)はこんな人にオススメ
以上をまとめて、塾講師(集団)は、このような人におすすめです!
- とにかくお金を稼ぎたい
- 勉強が得意
- リーダーシップがある
- やりがいのある仕事をしてみたい
3. 塾講師(個別)のバイト

3-1. 仕事(業務)内容
仕事内容は以下の通りです。
- (準備)授業内容のおさらい
- 60分~90分の個別授業(1人~3人)
- 休み時間の生徒のフォロー
- 生徒帰宅後の塾長への報告
3-2. メリット
生徒と近い、コミュニケーションが取れる
教える生徒数は1人~多くて3人です。3人同時進行の時もあれば、1人1人に対して、バラバラの内容を教えることもあります。
基本、一度に相手する生徒は1人~2人なので、集団に比べたら自分の好きなペースで教えやすく、じっくり教えることや、おしゃべりを楽しんだりすることもできます。
緊張しない
集団授業に比べると、授業というか半分お喋りみたいな感じなので、あまり緊張せず、プレッシャーも少ないです。講師側も働きやすく、塾講師デビュー、バイトデビューする人にもオススメです。
シフトがわりと自由
先生と生徒の組み合わせは完全に固定されることは少なく、空いている先生が順番にシフトを入れていき、そこで空いている生徒に教える、という様にシフトを組むことが多いです。なので、ある程度自由に、シフトの希望を出すことが出来ます。
3-3. デメリット
時給はふつう
塾講師(集団)や家庭教師に比べると、単価は低めです。安い場合は1,000円に満たないこともあります。…といっても、普通のバイトに比べるとやはり高めではあります。
言うことを聞かない子がいる
言うことを聞かない子が結構います。特に反抗期真っ只中である中学生の男の子に多いです。そういう子は、集団の時は寝ていたり、黙っているのですが、個別指導の時は言いたい放題です。
こういった子との向き合い方ですが、全否定せずに、まず「なんで反抗するのか」しっかり聞いてあげてください。そのうえで、時にはしつけをしたり、時には一緒に歩み寄っていくことが非常に重要です。
「俺は先生だ!言うことを聞け!」という一方的な人や、生徒に言われ放題になり何も言えない人は、向いていないですね。
3-4. 塾講師(個別)はこんな人にオススメ
以上をまとめて、塾講師(個別)は、このような人におすすめです!
- 少人数でじっくり教えたい
- 人前で話すのが苦手だが人と話すことは好き
- 毎週入れるか分からないが塾講師はしてみたい
4. 家庭教師のバイト

4-1. 仕事(業務)内容
仕事内容は以下の通りです。
- (準備)授業内容のおさらい
- 完全個別授業(1人)
- 家族、親御さんとのやり取り
4-2. メリット
一対一なので生徒に合わせた授業ができる
完全に1対1なので、生徒の悩みや弱点をじっくりと聞くことが出来ます。生徒さんによっては勉強だけじゃなくて、部活とか恋愛とか家族の悩みとかもざっくばらんに相談されると思います。それゆえ、信頼関係も作りやすいです。
ちなみに、契約の形態にもよりますが、私の場合は家庭教師のトライ等を経由せず、友人の紹介で直接契約したので、授業の教材から何からすべて自由でした。なので、教材は学校の教科書をベースに、教え子専用の問題集を自分で作ってました。(今考えると、熱意をもって一生懸命教えてました)
時給が高い
塾講師(個別)より一般的に高いです。1,500円~4,000円ぐらいまでいきます。参考までに、家庭教師のトライの平均時給は1,800円だそうです。
私の場合は個人契約で、90分授業で4,500円でした。なので時給換算で3,000円いただいてましたね。
予定が入れやすい
生徒と自分の予定が合う時間を授業時間にすればいいだけなので、塾講師に比べるとかなり融通が利きます。大体は生徒さんの学校と部活が終わって、ご家族の晩御飯前という時間を設定されるので、18時~20時とかが多いです。
4-3. デメリット
サービス残業は無制限
塾講師は塾という公の場所で仕事するので、きちんと終わりの時間があり、授業の時間は確実に決められた時間内に終わります。一方、家庭教師は家で教えるわけですから、時間通り終わらないことが非常に多いです。生徒さんにしっかり教えていたり、楽しい雑談をしていたりしたら、大体時間通りには終わらないです。
私も90分授業と言っておきながら、大体2時間はいました。といっても、雑談等も多くしていて、楽しかったからいいんですけどね(笑)
家まで教えに行く必要あり
人によってはメリットですが、生徒さんの家に行く必要がありますので、生徒さんの御家族とも挨拶や顔合わせをしなければなりません。私が教えに行っていた生徒の親御さんは良い方だったのでむしろ楽しかったのですが、中には厳しい親御さんもいるかもしれませんね。
責任が強い
特に受験生の家庭教師をするときの話ですが、生徒さんが志望校に受かれるかどうかは自分の手にかかっていると言っても過言ではありません。親御さんも当然期待していますので、家族全員の期待を背負うことになります。逆に、そのおかげでやる気が出るのもありましたけどね。
4-4. 家庭教師はこんな人にオススメ
以上をまとめて、家庭教師は、このような人におすすめです!
- 責任感を持って一生懸命教えたい
- 御家族と関わるのが特に苦ではない
- 学業との両立が不安
5. 塾講師と家庭教師のかけもちは?
部活がよっぽど忙しくない限り、かけもちは全然出来ると思います。
ただし、これは筆者の個人的意見ですが、色々な仕事が経験できるのは学生バイトの特権なので、興味のあるバイトを色々やってみることをオススメしますね。その場合、特に家庭教師が時間を調整しやすいので、家庭教師をしつつ何かをする、といった経験をすることをおすすめします。でも、学業優先なのは忘れずにね!
まとめ
まとめると、一番無難なのは塾講師(個別指導)ということになります。
迷っている方は、まずは塾講師(個別指導)をしてみて、 集団授業、または家庭教師もできそうだ、と思ったらやってみるのがいいのではないでしょうか。
どれも高時給で学業との両立もできる、オススメのバイトになります。大学時代に自分の能力を生かせる特権とも言うべき仕事ですので、ぜひ「勉強が好き」「教えるのが好き」という方は、やってみてはいかがでしょうか。
ご購読、ありがとうございました。
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